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イリヤの空、UFOの夏 その3
2006 / 08 / 10 ( Thu ) その3に突入。
最初の「無銭飲食列伝」は、イリヤと秋穂が女の意地をかけて大食い対決するという微笑ましいお話。 なんか読んでるこっちまで、腹いっぱいになるなぁ。
しかし、「水前寺応答せよ・前編」以降から雰囲気が一転する。 ようやくイリヤが浅羽以外の人間にも打ち解けてきてこれからって時に、テンションを脳天直下で突き落とすような重苦しい展開が怒涛のように押し寄せてくるのだ。 次第に明らかになっていく物語の謎、戦況の悪化、ボロボロになっていくイリヤ。 特に後編からは痛々しすぎて読むのが辛かった。 しかし、それでもページをめくる手を止める事ができないのは、秋山瑞人先生の筆力の成せる技なんだろう。
なんか最近萌え系のまろいもんしか読んでないんで、久々に衝撃を受けたな。 この胸に刺さるような痛い気持ちが、自分がこの作品を楽しんどるっていう何よりの証拠なんだろうね。
次でこのシリーズもいよいよ最後か。 予定調和的なハッピーエンドなんてのは有り得んだろうが、それでも幸せな結末を望まずにはおれんな。 PR |
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