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ななついろ☆ドロップス(3)
2006 / 08 / 09 ( Wed )

ななついろ☆ドロップス終了~。

簡単に各ルートの感想を書いてみよう。

 

・すももルート

このゲームのメインルートと言っていいでしょう。

すももちゃんは恥ずかしがりやだが、素直でがんばり屋さんな娘なのよ。

こういうキャラのヒロインって意外と珍しい気がする。

乙女モード全開で、こっちが恥ずかしくなってしまうようなシーンやセリフが目白押し!

後半は一転してシリアスになるのだが、そんな中でも健気にがんばるすももちゃんがかわいいねぇ。

しかし、最終話は蛇足だったという気がしてならんなぁ。

やはりあそこは含みを持たせたまま終わるべきであって、最後まで語ってしまうと逆に興ざめっていうか・・・。

まあ、確かに後読感はいいんだけれども。

全ルートの中では一番CGが充実しとって、ファンタジーな気分に浸らせてくれるね。

そういう意味では一番楽しめたかな。

 

・撫子ルート

地味なままで終わってしまったのが非常にもったいない。

主人公との馴れ初めよりも、すももとの友情物語の方が多くの割合を占めてしまい、最後まで盛り上がりに欠けていた。

シナリオ次第ではヒロイン中一番の破壊力を出す事ができたかもしれんのに・・・。

ありきたりに言えば寡黙系ツンデレキャラなんだが、ツンとデレの間の落差が凄まじかった。

立ち絵まで変わるという念の入れよう。なんか顔面崩壊してたよな(笑)。

 

・ノナルート

ホレ薬を飲んで主人公にぞっこんになってしまうというアバンギャルドな展開を見せてくれます。

やたらと大胆に迫ってくるため、シナリオ中一番のエロさ!(と言っても中学生のお遊戯程度なのだが・・・)

乱暴に言えば、ノナちゃんは怒り系ツンデレなんかな。

自分の気持ちを素直に言えなくてプンスカしてるみたいなね。

 

自分に素直になれない娘萌えっ!!

 

そんなわけで、ヒロイン中一番のお気に入りだったり(笑)。

短いなりにそこそこ楽しいシナリオだったが、欲を言えばすももルートくらいのボリュームが欲しかったなぁ。

どうも最後ら辺が駆け足だったような気がするので。

 

・総括

人を好きになるまでの過程が非常に丁寧に描写されており、思春期真っ只中の気分が味わえる。

そういう部分を厚く書いた作品って、意外とありそうで無いよね。

そして、やはりのいぢ先生は神だと。

のいぢ先生の絵が、作品全体に漂う乙女チックで甘ったるい雰囲気とこの上ないくらいマッチしとります。

ほんと、のいぢ先生の絵だから成り立つ作品と言ってよいでしょうな。

その他のシステムとかレイアウトとかも、前作(PEACE@PIECES)に比べたら格段に進歩しとると思う。

 

これで「ななついろ」が終わっちまったのかと思うと、祭りの後の寂しさみたいなんを感じるなぁ。

我求む、ファンディスク!!

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