[PR]
2024 / 11 / 29 ( Fri ) × [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
電撃!!イージス5 Act-Ⅱ
2006 / 09 / 10 ( Sun ) 「電撃!!イージス5 Act-Ⅱ」は涼宮ハルヒを書いている谷川流先生の作品である。 ひょんなことから5人のオナゴ達と住むことになった主人公が、EOSという異世界人から地球を守るために戦うというハートウォーミングストーリーだ。 谷川先生お得意のSFチックな世界観に加え、他の作品に比べて萌え要素が多分に発揮されている。 いつもおどおど小動物系少女、無表情の寡黙系少女、いつも笑顔のほんわか少女、天真爛漫な元気っ娘、素直になれないツンデレっ娘。 これだけバリエーション豊富な萌えっ娘達がいれば、かならずクリーンヒットする娘が一人や二人はおるでしょう!
やはり今巻は巴のツンデレっぷりが炸裂しまくり! 主人公とデートに出かけるとことか、主人公が好きだとからかわれて怒るとことか。 さらに今巻では主人公の妹、李理までもが登場して悶えまくりだー! ツンデレっ娘の巴とお兄ちゃんを巡って対立する様などは、まさに私のツボを突きまくっている!
妹が登場して、俄然おもしろくなってきたぜ! ・・・、と思ったら、この巻で終わりみたい・・・。 あぁ、折角キャラに愛着が湧いてきたのにぃ。 もっと、巴とラブコメを突き進んで欲しかったなぁ。 でも、読後感は最高に良かった。 ご都合主義と言われればそれまでだが、思わず話の続きを脳内補完せずにはいられないような終わり方がたまらなく好きだ。 やっぱ、この良好な読後感が谷川先生の作品の一番ええところだよなぁ。
つーわけで、涼宮ハルヒシリーズを差し置いてまで読めってかんじの作品ではないが、ほんわかした話が好きな人は読んで損はないんじゃないかね。 PR |
イリヤの空、UFOの夏 その3
2006 / 08 / 10 ( Thu ) その3に突入。
最初の「無銭飲食列伝」は、イリヤと秋穂が女の意地をかけて大食い対決するという微笑ましいお話。 なんか読んでるこっちまで、腹いっぱいになるなぁ。
しかし、「水前寺応答せよ・前編」以降から雰囲気が一転する。 ようやくイリヤが浅羽以外の人間にも打ち解けてきてこれからって時に、テンションを脳天直下で突き落とすような重苦しい展開が怒涛のように押し寄せてくるのだ。 次第に明らかになっていく物語の謎、戦況の悪化、ボロボロになっていくイリヤ。 特に後編からは痛々しすぎて読むのが辛かった。 しかし、それでもページをめくる手を止める事ができないのは、秋山瑞人先生の筆力の成せる技なんだろう。
なんか最近萌え系のまろいもんしか読んでないんで、久々に衝撃を受けたな。 この胸に刺さるような痛い気持ちが、自分がこの作品を楽しんどるっていう何よりの証拠なんだろうね。
次でこのシリーズもいよいよ最後か。 予定調和的なハッピーエンドなんてのは有り得んだろうが、それでも幸せな結末を望まずにはおれんな。 |
イリヤの空、UFOの夏 その2
2006 / 08 / 08 ( Tue ) 早くも読んでしまった、その2。 この巻では学園祭の話がメイン。イリヤはあんまり登場しない代わりに、脇役が大活躍!
まずは主人公の妹、浅羽夕子ちゃん。 思春期真っ只中で反抗期のため、事あるごとに兄につっかかり、「バーカ」と悪態をつく夕子ちゃん。 しかし、兄がイリヤとデートに出かけると知るやいなや、心配のあまりお兄ちゃんを尾行するというお兄ちゃん大好きっ子だったのだ! 舌足らずで「お兄ちゃん」が「ほ兄ちゃん」となってしまうところなどたまらんねぇ。
それから、主人公と同じクラス、同じ部活の須藤秋穂。 浅羽(主人公)が気になっているのだが、強気な性格が災いして自分の気持ちに素直になれない。 あ~、ここら辺とかマジ思春期真っ只中って感じだよねぇ!
あと、浅羽の所属する新聞部の部長でオカルトマニアの水前寺もかなり熱い。 浅羽に盗聴器を仕込んで、デートの会話を盗み聞きしたりとかなりの変人っぷりを発揮している。
本筋のストーリーの進展はあまり見られないながらにも、話的にはかなりおもしろかった。 自分の中学時代への郷愁を感じずにはおれんねぇ・・・。 イリヤの謎が少しずつ明らかになるにつれて、だんだんシリアスムードが漂ってきたなぁ。 次巻あたりで、一気に話が進んでいくんかな? |
イリヤの空、UFOの夏 その1
2006 / 08 / 07 ( Mon ) ボーイミーツガールものとして、かなり評判の高い「イリヤの空、UFOの夏」。 だいぶ前から積んでいたのを、ようやく手をつける事にした。
大まかなストーリは、 浅羽直之(主人公)は、夏休みの最後の日に忍び込んだ学校のプールでイリヤという不思議な少女と出会う。 翌日、そのイリヤが浅羽と同じ中学校に転校してくるのだが、UFOの基地だと噂される園原基地の関係者だったり、怪しげなカードキーや錠剤を持っていたりと普通の娘じゃない様子。 そんな綾波レイばりに寡黙&不思議少女なイリヤの謎を探るべく、浅羽と同じ新聞部のオカルトマニア水前寺が動き出し・・・、みたいなカンジかな。
さすがに名作と言われているだけあって、特に後半の「正しい原チャリの盗み方・前編」あたりからはかなり物語りに引き込まれた。 中学生特有の青っぽい雰囲気をリアルに描写しつつ、イリヤや園原基地といった非現実の存在をうまいこと溶け込ませてるのがうまい!
タイトル通り夏の話なので、今の季節、否が応うでも臨場感が高まるねぇ。 早くも「その2」に突入しております。 |
がるぐる!(上)・(下)
2006 / 08 / 05 ( Sat ) 今日読んだのが「がるぐる(下)」。 「バウワウ!」、「MEW MEW!」、「がるぐる(上)」に続く、成田良悟先生の越佐大橋シリーズの第4作目。
新潟と佐渡にかけられた越佐大橋の中央にある架空の都市(人工島)が物語の舞台。 完成間際で放置されたこの島には、本土の犯罪者や行き場を失った人々が集まり、無法地帯となっている。 現在では、東と西の2つの区画に分かれ、それぞれ別の組織が仕切っている。 この「島」に起こる事件を描いたのが越佐大橋シリーズであり、本作は一応の完結編にあたる。
この物語に主人公はおらず、主要な人物が10人、脇役っぽいのを含めると20人以上という、アホみたいに多くの人物が登場する。 それぞれの思惑や人物同士の因縁が複雑に絡み合い、「島」という空想の舞台に確かな存在感を与えている。 登場人物の大半が極度の変人で、弾丸を素手で受け止める大男、島内最悪の殺人鬼、虹色の髪をした男、チェーンソー二刀流の少女などなど。 しかし、どのキャラも凄まじく個性的で、かっこいい! この頭のイカレたキャラ達をうまく操り、一つの物語を紡いでいくのが成田良悟先生の真骨頂だと思う。 それはまさに極上のエンターテイメント! 自分にオススメのラノベ作家を聞かれたら、間違えなく成田先生の名前を挙げるね!
約一週間で越佐大橋シリーズを読みきってしまったが、なんつーか、寂しさみたいなんが募るねぇ。 まあ、また番外編みたいなんが出るらしいんで、それに期待してよう。
最後に・・・・、
潤ちゃん萌え~、そしてLOVE!! |
夏の午前に
2006 / 08 / 03 ( Thu ) 気が付いたら8月。どうりで熱いわけだよ。 こんな日は学校に行く約5分の道のりすらも果てしなく長いものに感じられ、それとは対照的にクーラーという人工物によって適温に保たれたアンナチュラルな我が家で本などを読みつつ股間をポリポリとかく事が至上の喜びに感じられるわけで、まあ早い話、サボって家でゴロゴロしとるんですよ。
先ほど読み終えたのは、森博嗣先生の「捩れ屋敷の利鈍」って本。 森先生の小説にはいくつかのシリーズがあり、この本はS&MシリーズとVシリーズのキャラの一部が登場するという番外編的なお話。 今回も森先生お得意の理系ミステリーでした。 メビウスリングがモチーフの建物が出てきたり、登場人物に大学院生や助教授がいたり、トリックが相対運動だったりと、理系要素が満載! このクールな雰囲気がたまらなくかっこいいんですよ! またミステリー熱が再燃しそうな予感。 森先生だけでも5,6冊は積み本があるんで早く読まなければ。 |