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ヤンデレ大全
2007 / 11 / 20 ( Tue ) とらあなを徘徊していると目に付いたんで、ついつい買っちゃいました。
ヤンデレ大全! 最近では、ヤンデレキャラが大活躍する、アニメ版「Scool Days」の戦慄の最終話が大いに話題になりましたよねぇ。 一昔前まではマイナーな属性だったヤンデレがようやくメジャーの地位を獲得した、っていうか、今や一大センセーショナルを巻き起こしとるわけです。 そんな、トレンドの最前線、ヤンデレのキャラを紹介したのが、この本です! ヤンデレの代表格、「Scool Days」の桂言葉や「ひぐらしのなく頃に」の竜宮レナや「SUFFLE!」の芙蓉楓を筆頭に、「君が望む永遠」の穂村愛美、「CROSS†CHANNEL」の桐原冬子、支倉曜子、「つよきす」の佐藤良美など多数のヤンデレヒロインが紹介されています。 う~ん、まさにヤンデレキャラのオールスター。 さらに、エロゲーに限らず、マンガ、アニメ、果てには映画や古典にまでヤンデレキャラを見出しているのがおもしろい! ヤンデレという言葉自体は、ごく最近に生まれたものですが、そういうキャラ設定は古くからあるということに気付かされますね。 本書でも書いてある、「ヤンデレの発掘作業」という楽しみ方ってやつを存分に感じることができます。 割とおちゃらけたカンジの本なんだろうと思っていたら、意外とヤンデレという属性を真面目に考察しています。 その一つに、妹キャラはヤンデレに最も近しい存在だ!という論旨の文章がありました。 妹というものは太古の昔から、お兄ちゃんがスキスキ大スキなものと決まっていますが、そこには近親相姦の禁忌という壁が存在します。 さらにお兄ちゃんからは女としてではなく肉親としての愛情を向けられるため、心の鬱屈が生じやすい。 そこに、お兄ちゃんと同学年のかわい娘ちゃんが登場してお兄ちゃんを奪っていこうものなら、完全にトドメです。 ヤンデレモードが発動→修羅場、惨劇、殺傷沙汰 という超バッドエンドを辿るってわけです。 う~ん、なるほどなぁ・・・。 まあ、そんなかんじで、これを読めば一端のヤンデレ通になれること間違いなし! めくるめくヤンデレの世界にどっぷり浸かってみるのはいかがでしょうか!? PR |
涼宮ハルヒの分裂
2007 / 04 / 03 ( Tue ) 約1年ぶりのハルヒの新刊!
いやぁ、楽しみにしてただけのことはあって、最高におもろかった! 長らく停滞気味だったストーリーが、ここに来ていきなり動き出しましたね。 春になり、ついに2年生に進級したSOS団の面々(みくるちゃんは3年生)。 新入部員の獲得に精を出すSOS団だったが、ある時キョンの中学時代の”親友”と会ったのをきっかけにして・・・、ってかんじですね。 後半からは「学校を出よう」的な展開を見せてくれます。 谷川流先生お得意の、α、βに分かれてシナリオが進むってヤツっすね。 もう、こういうSFチックなの大好き! 今巻では色々と新キャラが出てきたんですが、とにかく佐々木がヤバイです! ヤバかわいい! ここにきて、のいぢ先生の挿絵は神の域に達しております! それに、あの小難しい喋り方とか、ちょっと変なカンジがまたツボだよねぇ。 佐々木がメインキャラになってくれないかなぁ。(無理な気もするが・・・) そんなかんじのハルヒの分裂ですが、次作の「涼宮ハルヒの驚愕」の前編にあたるってことで、色々と疑問を残したまま終わっています。 とりあえず、分裂で気になった疑問は以下の様。 (激しくネタバレ!) ・何故、並行世界(?)が出現したのか?(P155~) ・キョンに電話をかけた謎の後輩は誰か?(P155) ・佐々木と藤原は何を話したのか?(P218) ・佐々木(岡本?)が言った重要なセリフとは?(P243) 今の段階では何とも言えませんが、とりあえず佐々木の存在がなんだか怪しい気がするんですよ。 もしかして、佐々木は本来いるはずのない人物なんじゃないかっていう予感がしますね。 岡本が進路希望の紙を持ってきたってところから、なんとなくそんなかんじが・・・。 というわけで、続きが激しく気になりますねぇ。 続編の「涼宮ハルヒの驚愕」は6月1日発売とのことです。 う~ん、待ちきれない! |
Fate / Zero
2007 / 02 / 02 ( Fri ) Fate / Zero読みました。 ヤバイ、これはマジでヤバイ! これぼど夢中になって本を読んだのは久しぶりですよ。
Fate / Zeroは超名作PCゲーム、Fate / stay nightの外伝をノベライズしたものです。 内容はFate/stay nightの十年前に起こった、第四次聖杯戦争。 今のところ、全4巻が予定されており、この1巻では聖杯戦争に参加するマスターやサーバント達のバックグラウンドが主に描かれています。 全400ページに及ぶ読み応えのある作品なんですが、これが同人誌っていうのが恐ろしいところ・・・。
で、感想なんですが、燃えあり鬱あり笑いありでとにかく素晴らしい! 征服王イスカンダルがマジでおもしろかった! この人が出てくる箇所だけ、完全にコメディーになってます。 あと、アイリスフィールいいよねぇ。
まあ、個人的に一番好きなのは龍之介と青髭のコンビなわけですが。 この人達、変態すぎ!
といわけで、第2巻がたまらなく待ち遠しいです。 それにしても、虚淵玄先生の文章は凄いですね。 淡々とした文章なのに、表現力が豊かですごく話の中に引き込まれる。 すっかり、虚淵玄先生のファンになっちゃったね。 これはもう、ニトロの作品やるっきゃないでしょ!
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DDD 1
2007 / 01 / 15 ( Mon ) 「DDD」を読みました! 奈須先生の作品といえば、「空の境界」「月姫」「Fate」と共通の世界観を持っていることで知られています。
A異常症が引き起こす陰惨かつ猟奇的な事件を素材としているため、全体的にドロっとしたグロテスクな雰囲気で満たされています。 しかし、読むのが止められないほど面白い! 本文中に散りばめられている謎に引き込まれ、一気に読み終えてしまいました。
・J the E.
登場人物や所在の過去などの説明がほとんど無いまま、話が進んでいきます。 ツラヌイっていう所在の女友達(?)が登場するですが、えろりん的に好みなカンジ! と思ったら、なんか死亡フラグ立ってるぞ、オイ! ・・・、まあ続きは本編で読んでください。
・H and S.(R),H and S.(L)
実はRとLというのは、重要なネタバレだったりします。 何か似たような話だなぁと思ったら、そういう事ですか! 小説であることを最大限に生かしたギミックですな。
・formal hunt.
まず、扉絵の妹にゾクリとするね。 妹の視点から、過去の事件が語られるんですが・・・。 なんと、この話にもギミックがあったのか! でも、おもろいから全く問題無し! 結局、所在が左手を失うまでに何があったのかってのは分からず終いですねぇ。
ちなみに、巻末に年表があって、作中の事件がタイトルと共に時系列順に並べてあります。 そういやあ、年表の95年に山田さん全焼事件ってのがあるんですが、もしかしてこれが巻菜が見た燃える人だったんですかねぇ?
TYPE-MOON信者はもとより、伝奇とかミステリーとか好きな人は迷わず読むべし。 きのこ節に酔いしれよう! |
ゼロの使い魔 5
2006 / 12 / 19 ( Tue ) 今巻は短編3本仕立てです。
「魅惑の妖精亭」 アンリエッタ姫より、身分を隠しての情報収集を依頼されたルイズ達は、平民にまぎれて隠密調査を開始する。
「炎の出会いと風の友情」 正反対の性格でありながら、何故か親友であるキュルケとタバサ。
「トリスタニアの休日」 突然やってきたアンリエッタ姫に、一晩の護衛を頼まれるサイト。 この巻で一番盛り上がるのがこれ! ああ、姫様!なんてはしたない! なんでサイト(てゆーか、オレ)の心をかき乱すんだ!? これは今後の展開(三角関係)を表しているんだろうか?
というわけで、物語の本筋はほとんど進みませんが、なかなか見所の多い巻でした。 この巻のように、脇役のエピソードをしっかり書いてくれると、本編が俄然面白くなるからいいよね。 |
七不思議の作り方
2006 / 11 / 18 ( Sat ) 作者の名前とか全く聞いた事無かったけど、表紙の絵が気に入ったので。
5月の半ば、私立桐ヶ谷高校で次々と謎の事件が発生する。
ジャンル的には、一応ミステリーになるのかな。 この物語のキーワードになるのが七不思議なんですが、いかにも使い古されたこの言葉をあえてテーマにするのは逆に新鮮でした。 作中にもちゃんとベタな七不思議が出てきて、なんだか懐かしい気持ちになります。 あっさりした文章ながら、七不思議を管理するSAWと、その存在に迫っていく秋月達の攻防はなかなかスリリングで楽しかったです。 あと、挿絵がいいね!特に巻頭のハルハルと百瀬さんの絵が。 なんだかんだとこの本、気に入っちゃった。 |
ゼロの使い魔 4
2006 / 11 / 12 ( Sun ) 4巻はハルゲニア随一の景勝地、ラグドリアン湖を中心に様々な因縁が交錯します。 やはり、4巻もシエスタがいいですね。 中盤ではルイズが惚れ薬を飲んでしまいます。 そんなルイズにサイトは戸惑いつつも、解除薬を作るために必要な「水の精霊の涙」を探しに行きます。 いや、むしろこのままほっといてもいいんじゃないのか?
惚れ薬騒動が一段落した終盤では、アンリエッタの前にウェールズが現れ、二人の逃避行が始まります。 最後のラグドリアン湖の場面はなかなか感動的です。 |
ゼロの使い魔 3
2006 / 11 / 12 ( Sun ) アルビオン遠征から帰って来た後のお話。 この巻はシエスタがエロい! シエスタといちゃついた事が原因でルイズとケンカしたサイトは、キュルケに付き合って宝探しに出かけます。 後半では、アルビオンがトリステインに侵略してきます。
感想としては、クライマックスであるアルビオンとの戦争の描写がイマイチ薄い気が・・・。 しかし、話自体は楽しませてくれますね。 特に1,2巻と比べるといいカンジでギャグが効いてて、思わずクスリとする場面が何箇所か。 そして、我らがシエスタちゃんがメインキャラになっているのが喜ばしい限り! |
学校を出よう!5・6
2006 / 11 / 06 ( Mon ) 学校を出よう!シリーズは谷川流先生の作品で、涼宮ハルヒシリーズと同時期にスタートした作品です。 思春期の少年少女に突然現れる EMP能力(平たく言えば超能力)。
5巻では、学園生徒が次々と謎の死体となって発見され、後に彼らが吸血鬼になっていることが判明。 3巻以降、ほとんど主人公的な扱いの光明寺茉衣子が、今巻も主役としてバリバリに活躍してくれます! そして、4巻で宮野が予測した高次の存在が登場。
6巻は、吸血鬼事件の解決編。 今巻の見所といえば、宮野と茉衣子! そして、2巻で登場したあの人も再び登場! 今巻の宮野はマジでかっこいい!
個人的に学校を出ようは、ストーリーだけならハルヒよか好きです。 SFとかミステリー色がかなり濃くて読み応えがあるし、学園モノとしても断然おもしろい!
しかし、絵師の違いからか、イマイチ知名度が低いのが非常に残念。 特に、5巻、6巻の巻頭の茉衣子たんの絵にはハァハァしまくり っすよ!
というわけで、これからラノベを読もうという方は、是非とも「学校を出よう!」を読みましょう! いや、絶対後悔しないって! |
ゼロの使い魔1・2
2006 / 10 / 19 ( Thu ) 友人が原作のラノベを全巻揃えていたのだが、それを私に譲ってくれるというので、ここぞとばかりに手を出す事にした。 ちなみにどんなお話なのかと言うと、異世界に召喚されちゃった主人公(サイト)が、ツンデレ魔法使いのルイズちゃんにお使えするというハートウォーミングストーリーです。
早速1巻から読み始めたんだが、特に感銘を受ける場面があるわけでもなく、淡々と読み進んでしまったな。 あ~そういえばアニメってこんな流れで進んでいたよなぁってかんじで。 土くれのフーケを退治しに行くいきさつとかがアニメ版とは違ってるよね。 どうも、アニメ版から入っとるせいか、違和感を感じてしまう(もちろん大本はこちらの方なのだが)。 まあ、なんだかんだと言っておもしろいんだけどね。
勢いで2巻(風のアルビオン)に突入! タイトル通り、ルイズ達がアルビオン王国に大使として赴くというお話。 アルビオン遠征はアニメでは終盤の話だよなぁ。 ここでも違和感を感じてしまう。 もっとルイズとなんやかんやあってからの方が、ワルドの登場がより大きなものになると思うんだがね。
しかし、決戦前夜の王党派軍の描写は胸にくるものがあった。 あと、アルビオンを去る時のサイトの心情描写もね。 このへんは小説の方がより深くシリアスに書かれており、アニメには無い物語の奥行きを感じる。 うん、だんだんおもしろくなってきた!
すでにアニメでやった話はほとんど出てしまったんで、次の巻くらいから知らない話になるのかね? 噂では巻を追うごとにルイズのツンデレっぷりが凄まじくなると聞くが、はてさてどんなもんだろうか。 |